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ミミズの名前 [新日常の一コマ♪( ̄▽ ̄)ノ"]

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愛しの大学生Cちゃんが、年末年始に我が実家へやってくるらしい。
Cちゃんは、なかなかナゾの人物であり、日陰っぽいジャンルの知識は大変豊富である。

さて。我が母が、池の金魚たちのエサ、乾燥イトミミズの箱を手に、わたしに語りかける。睡眠不足で朦朧としている海姫さん、午後からの天気予報とは裏腹に、窓からのやさしげな日差しの中、上の空。

母  「金魚、あんまりエサ食べなくなったわ。」
海姫 「冬やし・・・・・・。」
母   「ねえ。変なこと聞いていい?」
海姫 「何・・・・・・。」
母  「夏に、池に小指くらいのミミズがたくさんいて。
    首の周りに白い帯みたいなんあるやつ。あれは、何?」
海姫 「あ~、確かそのあたりに生殖器があるとかなんとか・・・。」 
母  「そんなミミズが何匹もいるのよ。
    まさか、このイトミミズの食べ残しが成長し・・・・・・」
海姫 「まさか!ちょっと、変なコト言わないでよ!」

何を言い出すかと、母をさえぎる海姫さん。

海姫 「種類が違うし、そもそも、それは乾燥して死んでいるがな。」
母  「だから、変なこと聞いていいか言ったじゃない・・・・・・。」

普段強気な母が、珍しくごにょごにょと口ごもる。

すっかり忘れていたが(本当に、今思い出した)、あの傍若無人・厚顔無恥な母の唯一の弱点は、ミミズだったのだ!くそっ、あの会話している時、ここぞとばかりにミミズネタをふってやれば良かった!なんたる失態、敵が自ら窮地に立ったというのに・・・・・・。

納得できない素振りのまま、イトミミズをやりに庭へ出てゆきながら、母が言葉を続ける。

母 「Cちゃんは、ミミズをなんだか名前で呼んでいたわよ。」

へえ~、さすがC、すごいな。ミミズの種類も詳しいのか、納得。

母 「何だったかしら、『なんとか太郎』みたいに呼んでいたわよ。」
真顔でつぶやきながら、弱々しく去ってゆく母。

Cよ、母よ。君たちは常に、わたしの想像の斜め上をゆく・・・・・・。




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